SSブログ

インセプション [映画、TV]

オリジナル・サウンドトラック インセプション

ハリウッドの次世代を担う若手俳優レオナルド・ディカプリオらとともに「ラスト・サムライ」や「サユリ」で有名な渡辺謙もキーマンとしてメインキャストで出演、マリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン=レビット、トム・ハーディーといった国際色豊かな超豪華俳優陣による話題のSFアクション大作「インセプション」を見に行きました。 http://wwws.warnerbros.co.jp/inception/theaters/

見終って、これを創作した監督クリストファー・ノーランのイマジネイションの半端でない壮大さ、いったいこの人の頭の中はどうなっているんだろうと思わずにいられませんでした。 また、こういった極限までといえる想像力を使わせてくれるハリウッド映画界の許容力の大きさ、製作の自由度はさすがアメリカという感じです。 (この点で「アバター」はもっとすごいと思いますが。)

インセプション (レオナルド・ディカプリオ主演) [DVD] 感動して涙するいわゆるヒューマンドラマタイプではありませんが、ここにも別のヒューマンドラマがあるといった感じでした。 ただ、愛の描きかたにしても、あまりにシュールすぎて、ストレートには伝わってこないので、監督の表現したかったことは、愛とかそういったヒューマニズム的なことでなく、人間の深層心理、潜在意識、夢と現実の逆転といったフロイト的、科学的なことのほうにあると思いました。   そのテーマを描くために想像力のすべてを賭けたという感じで、見ていて、まず何がおこっているのかシーンの展開について行くがやっとでした。 なので、最後の落ちまでの2時間以上があっという間でした。 そして、そのシュールなシーンの展開が映画ならではの視覚にうったえる超エンターテインメントというわけです。 

FOXのドラマをいろいろ見ても感じるけど、アメリカでは深層心理や潜在意識のコントロールに関わるドラマやサスペンスものが論理的,数学的に描かれる傾向があるみたいです。 西洋人と違い,東洋人がもっと感覚的にとらえるところを、、、、。

インセプション

この映画をみたあと、主人公の自殺した妻モルのように夢のほうが心地いいなら夢のなかに生きるのもいいかもとふと思ったりもしましたが、超現実的な私には現実逃避は無理。 結局は意識の持ちようだからと簡単には言っても、その意識から逃げられないのが人の常。 意識していることがすべて(現実)ならば意識を超越してコントロールする術を得て自由に泳いでいきたいですね。 「インセプション」、感動する種類の映画ではなかったけど、何かを気づかせてくれる映画でした。 余談ですが、ジャズピアノの巨匠、マッコイ・タイナーも同名の「インセプション」というアルバムを若い頃にだしていて、当時はまだCDでなくLPでしたが、すり切れる程何回も聴いたものです。


トラックバック(0) 

キング・オブ・ポップの素顔 と This is it [映画、TV]

マイケル・ジャクソンのドキュメンタリー映画「キング・オブ・ポップの素顔」、2週間終ってしまうと知ってあわてて(とても観たかったので)見に行きました。

THIS IS IT コレクターズ・エディション

数ヶ月前に観た「This is it」ではステージでのマイケルを垣間みることができ、ショーづくりにたいするマイケルの妥協しない真摯さや、ショーをサポートするメンバー達(ダンサーやミュージシャン)を天性の音楽センスともいえる的確なアドバイスで引率していくところは、あー、この人はほんとうに生まれつきのアーティストなんだな〜と感動しました。 マイケルはとても物静で、饒舌なタイプではないけど、一言シンプルに言ったことが的を射ってとても重みがあるので、それがみんなに伝わっていくのがよくわかります。 マイケルの物作りに対する姿勢に涙もほろりとしてしまいました。

  「This is it」のなかで、アジア系女の子の歌手とマイケルのデュエットのリハーサル場面がありましたが、丁度、その歌は、私が15年以上前、まだアメリカに行く前に、弾き語りのギグでよく歌っていた大好きな曲だったので、なつかしさもあって、映画を見ながらつい、いっしょに口ずさんでしまいました。 

Michael Jackson's This Is It 今は、仕事ではピアノのみで歌っていませんが、当時は、スタンダードナンバーやボサノバに加えて、マイケルのこの曲やマドンナや、スタイリスティック、ダイアナ・ロス、大好きなR&B系のレパートリー等を都内の祖有名レストランクラブチェーンやホテルのラウンジで毎週バンバン歌ってました。 歌は、大好きですがあまりうまいと思わないし(生まれつきの声の楽器は変えられませんし)、当時はかなりマイクで誤摩化していたので、仕事をくださった事務所のかたには、感謝しています。 

マイケルはこのデュエットのリハの場面で体調をコントロールして本番のためにエネルギーを使いすぎないようにしているにもかかわらず、つい乗ってしまって歌いすぎて相手の女の子の歌手に向かって、「僕はだめだ、君は(たくさん歌って)いいけど。」と言う。 この歌、メロディーがきれいで私も大好きだけど、マイケルも好きなのがよくわかる。 正直なマイケル。ついニヤリとしてしまいました。 

と、話が横にそれてしまって 「キング・オブ・ポップの素顔」を見に行ったのに、「This is it」の話になってしまいましたが、「This is it」がダイナミクスと繊細さににあふれていてとてもよかったので、ドキュメンタリーとはいえ「キング・オブ・ポップの素顔」も期待していたんですが、、、、。

Michael Jackson (マイケル・ジャクソン) 1/6フィギュアビリージーンTHIS IS IT 2時間以上のかなり長いドキュメンタリー映画で、はじめから終わりまで、ファンやボデイーガードに囲まれた故郷凱旋とその他数々のチャリティーに対する表彰、重複する場面もおおく、これでもかという程、マイケルの日常はファンに囲まれている。 有名税とでもいうのだろうか、世界中どこにいってもパパラッチ、ファン、マスコミに囲まれて、モールでのショッピングもボデイーガードつき、大統領以上です。 

マイケルの遊園地のある邸宅、マイケルの夢でもある「ネバーランド」 も一般に公開したりして、マイケルは生涯を通してそのパフォーマンスとともに人に夢を与えつづけ、ファンをほんとうに愛していた、とドキュメンタリー映画「キング・オブ・ポップの素顔」は証明しているようでした。

変化の少ない同じような場面で2時間以上、しかもマイケルの賛美ばかり、は、マイケルのファンでないと少し飽きるかもしれないので友人を誘わずに一人で言ってよかったと思いました。 「This is it」にも「キング・オブ・ポップの素顔」にも一貫して物静かで、シャイであまりしゃべるのが得意でないけど、心暖かで情熱的、完璧主義なアーティストとスマートなビジネスマンのマイケルが見られます。 「キング・オブ・ポップの素顔」http://mj-kingofpop.eiga.com/introduction.html  はマイケルのファンに、「This is it」は誰にでもオススメです。

「キング・オブ・ポップの素顔」のなかで、マイケルが「ファン(聴衆)は多い方がやり易い。ステージはファンとのエネルギーのピンポンのようなものなので。」と言っていたのが実感があって印象に残りました。 大なり小なり、コミュニケーションはエネルギーの交換です。 マイケルは大きなエネルギーをファンから受けて幸せだったと思います。

【輸入盤】 MICHAEL JACKSON’S THIS IS IT (2CD)

 

★映画チラシ★マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔:楽オク中古品


トラックバック(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。